悲しい飛行機事故の美しい結末の話。
1989年、アフリカ コンゴからパリへ向かうUTA 772便は不幸にもニジェールのサハラ砂漠ど真ん中に墜落してしまいました。この事故で155人の乗客と15 人のクルー、1人残らず命を落としました。下の図は飛行機が通ったルートです。
その事故から18年後、慰霊碑を立てようと被害者の家族が墜落地に集まりました。
その地は人里から遠く離れた砂漠のど真ん中の為、18年という月日が流れたにも関わらず飛行機の破片は墜落地に取り残されたままでした。
周囲には何もないため被害者の家族は離れたところから石を集めはじめ、墜落地を囲むように配置しました。
70km離れた地から石を運び、完成まで2ヶ月以上かかりました。
事故に遭った飛行機の翼に被害者となった人たちの名前が刻まれ、慰霊碑として立てられました。
石は円内に敷き詰められ、飛行機の形にかたどられました。円周には割れたガラスの板が、被害者の数と同じ170枚配置されました。
実際Google mapで調べるとこのようにくっきりとした地上絵として見ることができます。コンパスの形の中に飛行機がかたどられています。向きも飛行機が向かっていた方角と一緒です。
Google MapのURLはこちらです:16°51′53″N 11°57′13″E
このような形で後世に残されるのは素敵ですね。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
元記事:I Noticed This Tiny Thing On Google Maps. When I Zoomed In… Well, Nothing Could Prepare Me.
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